NFTを独自コントラクトで発行する方法【Chocofactoryの始め方・使い方を解説】

悩む人「NFTを独自コントラクトで発行したいけどやり方がわからない。コーディングなしで独自コントラクトが作れたないいな。」
こういったお悩みに答えていきます。
本記事の内容
- Chocofactoryとは?
- NFTを独自コントラクトで発行する手順【イーサリアム編】
- NFTを独自コントラクトで発行する手順【ポリゴン編】
- Chocofactoryの使い方
この記事を書いている僕は、NFT関連の最新ニュースを日常的にチェックしてます。
また、Twitter(@ryohei_okazaki)やブログで情報発信もしているので、ある程度信頼性はあるかなと。
それでは見ていきましょう。
Chocofactoryとは?

Chocofactoryとは、独自コントラクトで誰でも簡単にNFTを作成できるサービスです。詳しくは公式の発表を見つつ、サービスの全体像をつかんでいきましょう。
Chocofactory公式の発表
We launched Chocofactory🏭 a multi chain NFT management platform for creators! You can
・deploy your own contract
・mint NFTs up to 300 at once
・manage metadata with spreadsheet view
・select from Ethereum, BSC, Maticwithout coding! #NFT #NFTartist https://t.co/khegiM5uei
— Chocomint 🌿 NFTs (@chocomintapp) March 24, 2021
翻訳内容
クリエイターのためのマルチチェーンNFT管理プラットフォーム「ChocofactoryFactory」を発表しました! 以下のことが可能です。
独自の契約を展開する
最大300のNFTを一度に造幣することができます。
メタデータのスプレッドシート表示による管理
イーサリアム、BSC、マティックから選択可能コーディング不要! #NFT #NFTartist
サービス内容は上記のとおり。そんな今注目のChocofactoryについて、現状のNFTプラットフォームの問題点にも触れつつ解説していきます。
そもそも、独自コントラクトとは?
まずは、基礎的な用語から確認しておきましょう。
そもそも独自コントラクトとは「NFTを自分の工場で発行する」といったイメージ。独自コントラクトでNFTを発行すると、最初の発行元が自分になるということです。
「NFTを発行するのは自分だから、今のままで問題ないのでは?」と思う方もいると思いますが、ここに大きな問題点があります。
というのも、厳密にはNFTの発行元が自分ではない場合がほとんどだから。ここについて深堀して解説していきます。
独自コントラクトでNFTを発行する目的
「厳密にはNFTの発行元が自分ではない」というのはどういうことなのかについて深堀していきます。ここではOpenSeaを例に解説します。
現状のOpenSeaの問題点
NFTをミントするときにOpenSeaを使用している方がほとんどだと思いますが、NFTの発行元を見たことがありますか?ブロックチェーンの情報を確認してみると、NFTの発行元がOpenSeaのコントラクトアドレスになっているはずです。

つまりOpenSeaからNFTを発行するということは「NFTの発行をOpenSeaが代行している」ということです。そのため、厳密には「NFTの発行元はOpenSea」という事実がブロックチェーン上に永久に残るわけです。
NFTの所有者が「OpenSea→NFTクリエイター」といった順でブロックチェーンに刻まれるということ。厳密に見るとNFTの最初の発行元がOpenSeaになってしまいます。
ここに不満を持つ方は、今回の独自コントラクトを使用する方法を実践すれば解決します。
※このあたりを深堀すると長くなるため、後日深堀した内容の記事を書く予定です。
対応している主なブロックチェーン
- RINKEBY:Ethereumのテストチェーン。
- BSC:Binance社が運営しているブロックチェーン。ガス代が安い。
- Polygon:Polygonというブロックチェーン。ガス代が安く、トランザクションも早い。OpenSeaに対応。
- ETHEREUM:シェアNo.1の王道ブロックチェーン。ガス代が高い。
- Avalanch C-Chain:Avalancheというブロックチェーン。ガス代は約0.004 AVAX (約30円)。
Chocofactoryで対応しているブロックチェーンは上記のとおり。運営の発表では、需要のあるブロックチェーンは随時追加対応させていくとのことですので、今後増えていく可能性が高いです。
今回は、定番のブロックチェーンであるEthereumとPolygonで解説していきます。
NFTを独自コントラクトで発行する手順【イーサリアム編】

- 手順①:国内取引所で口座開設
- 手順②;イーサリアムを購入
- 手順③:メタマスクのインストール
- 手順④:国内取引所からメタマスクに送金
- 手順⑤:Chocofactryに接続
手順①:国内取引所で口座開設
まずは、国内取引所で口座開設をしましょう。個人的におすすめは「コインチェック」です。
というのも、アプリが一番使いやすく、扱っている通貨の数も多いから。とりあえず定番を使っておきたいという方にはおすすめです。
無料かつ簡単に登録できるので、サクッと進めていきましょう。
【簡単】コインチェック口座開設方法を5つの手順で解説【完全初心者向け】
今回は、コインチェック口座開設方法を知りたい方向けに「【簡単】コインチェック口座開設方法を5つの手順で解説」というテーマで、一つ一つ丁寧に解説していきます。コインチェックがおすすめの理由から口座開設後にやるべきことまで紹介していきますのでぜひチェックしてみてください。
手順②;イーサリアムを購入
口座開設が完了したら、ガス代のためのイーサリアムを購入しましょう。イーサリアムでのNFTの発行には高額なガス代がかかるため、3~5万円ほどは用意しておきましょう。
【簡単】コインチェックでイーサリアムを購入する方法【購入後の運用方法まで解説】
今回は、コインチェックでイーサリアムを購入したい方向けに「【簡単】コインチェックでイーサリアムを購入する方法【購入後の運用方法まで解説】」というテーマで、一つ一つ丁寧に解説していきます。コインチェックでイーサリアムを購入する方法から口座開設後にやるべきことまで紹介していきますのでぜひチェックしてみてください。
手順③:メタマスクのインストール
イーサリアムを購入したら、ウォレット(仮想通貨用の財布)をインストールしていきましょう。今回は一番メジャーなメタマスクを使用していきます。
インストールがまだの方は下記からどうぞ。
メタマスクの使い方を12枚の画像を使って徹底解説【完全初心者向け】
今回は、MetaMask(メタマスク)の使い方を知りたい方向けに「メタマスクの使い方を12枚の画像を使って徹底解説【完全初心者向け】」というテーマで、一つ一つ丁寧に解説していきます。メタマスクの基礎理解から使い方まで紹介していきますのでぜひチェックしてみてください。
手順④:国内取引所からメタマスクに送金
先程購入したイーサリアムをメタマスクに送金していきます。手順は簡単なのでサクッと進めていきます。
【簡単】コインチェックからメタマスクに送金する方法【購入方法も解説】
今回は、コインチェックからメタマスクに送金したい方向けに「【簡単】コインチェックからメタマスクに送金する方法【失敗したくない方必見!】」というテーマで、一つ一つ丁寧に解説していきます。メタマスクの設定方法から送金手順まで紹介していきますのでぜひチェックしてみてください。
手順⑤:Chocofactryに接続
最後に先程インストールしたメタマスクとChocofactryを接続させていきます。
Chocofactryにアクセスして「Connect」をクリック。メタマスクの承認作業を進めて完了です。

以上でChocofactryを使用する準備が整いました。お疲れさまでした!
NFTを独自コントラクトで発行する手順【ポリゴン編】

- 手順①:国内取引所で口座開設
- 手順②:ビットコインを購入
- 手順③:バイナンスで口座開設
- 手順④:国内取引所からバイナンスに送金
- 手順⑤:バイナンスでMATICを購入
- 手順⑥:メタマスクのインストール&ポリゴンネットワークを追加
- 手順⑦:バイナンスからメタマスクにMATICを送金
- 手順⑧:Chocofactryに接続
手順①:国内取引所で口座開設
まずは、国内取引所で口座開設をしましょう。個人的におすすめは「コインチェック」です。
というのも、アプリが一番使いやすく、扱っている通貨の数も多いから。とりあえず定番を使っておきたいという方にはおすすめです。
無料かつ簡単に登録できるので、サクッと進めていきましょう。
>>>コインチェックはコチラ
【簡単】コインチェック口座開設方法を5つの手順で解説【完全初心者向け】
今回は、コインチェック口座開設方法を知りたい方向けに「【簡単】コインチェック口座開設方法を5つの手順で解説」というテーマで、一つ一つ丁寧に解説していきます。コインチェックがおすすめの理由から口座開設後にやるべきことまで紹介していきますのでぜひチェックしてみてください。
手順②:ビットコインを購入
MATICを購入するためのビットコインを購入していきましょう。ポリゴンでNFTを発行する場合のガス代は少額ですが、念のため5000~1万円ほど購入しておきましょう。
また、国内取引所でビットコインを購入する際は、取引所を使用して購入しましょう。販売所から購入すると損をします。このあたりの解説は下記記事を参考にどうぞ。
【簡単】仮想通貨の始め方を2ステップで解説する【運用方法まで解説】
今回は仮想通貨を安心して始めたい方向けに「仮想通貨の始め方を徹底解説【完全初心者向け】」というテーマで、一つ一つ丁寧に解説していきます。口座開設方法から購入方法の解説はもちろん、おすすめの銘柄や運用方法まで紹介していきますのでぜひチェックしてみてください。
手順③:バイナンスで口座開設
つぎに海外取引所の最大手バイナンスで口座開設をしていきます。バイナンスは信頼度も高く、日本語にも対応しているため、定番の海外取引所です。
1分ほどで簡単に口座開設できるためサクッと進めていきましょう。
>>>バイナンスはコチラ
【無料】Binanceで口座開設する方法【本人確認の方法も解説する】
Binace(バイナンス)で口座開設する方法をわかりやすく解説しています。記事の前半では「Binaceで口座開設する方法」について解説しつつ、記事の後半では「口座開設後にやるべきこと」について解説をしていきます。Binaceで取引を始めたい方必見です。
手順④:国内取引所からバイナンスに送金
国内取引所からバイナンスに送金していきます。そこまで難しい作業ではないので、下記記事を参考に手を動かしてみましょう。
【初心者向け】コインチェックからBinanceに送金する方法【3ステップで解説】
悩む人「コインチェックからBinanceに送金したいけどやり方がわからない。送金する際の注意点とかも知りたいな
手順⑤:バイナンスでMATICを購入
バイナンスに送金が完了したら、バイナンスでMATICを購入していきます。購入の手順は非常に簡単なので公式サイトを参考にどうそ。
手順⑥:メタマスクのインストール&ポリゴンネットワークを追加
MATICが購入できたら、ウォレット(仮想通貨の財布)をインストールしていきます。今回は、定番のメタマスクを使用していきます。
なお、メタマスクにMATICを入れるための設定方法は下記記事で解説していますので、そちらを参考にどうぞ。
【簡単】ポリゴン(Polygon)上のOpenSeaでNFTを購入する方法
今回は、ポリゴン(Polygon)上のOpenSeaでNFTを購入したい方向けに「【簡単】ポリゴン(Polygon)上のOpenSeaでNFTを購入する方法」というテーマで、一つ一つ丁寧に解説していきます。ポリゴンの特徴や設定方法、NFTの選びかたまで紹介していきますのでぜひチェックしてみてください。
手順⑦:バイナンスからメタマスクにMATICを送金
メタマスクにポリゴンネットワークを追加できたら、バイナンスからメタマスクにMATICを送金していきます。
コチラの記事がわかりやすいので参考にしてみてください。
手順⑧:Chocofactryに接続
最後に先程インストールしたメタマスクとChocofactryを接続させていきます。
Chocofactryにアクセスして「Connect」をクリック。メタマスクの承認作業を進めて完了です。

以上でChocofactryを使用する準備が整いました。お疲れさまでした!
Chocofactoryの使い方

- 手順①:独自コントラクトの作成
- 手順②:NFTを発行
手順①:独自コントラクトの作成
さっそくChocofactryで独自コントラクトを作成する手順を見ていきましょう。

まずは「Chocofactry」にアクセスして、右上の「Connect」をクリックしてウォレットを接続していきます。

ウォレットを接続したら「Mypage」をクリック。

すると、NFTのコントラクトを作成する画面に移るので「New」をクリック。

コントラクトの設定をしていきます。
- Network:どのブロックチェーン上に作るかを設定。OpenSeaと紐づける場合は「Mainnet(Ethereum)」か「Polygon」を選択しましょう。
- Name:コントラクトの名前を入力。NFTコレクションの名前とかでOKです。
- Symbol:トークンのシンボル名を入力。(例:イーサリアム→ETH)
それぞれ入力したら「Save」をクリック。

続いて「Deploy」をクリックして独自コントラクトを作成します。
※独自コントラクトの作成にはガス代がかかります。イーサリアムの場合だと数千円から1万円ほどのガス代がかかります。ちなみにポリゴンでのガス代は「0.000354567MAITC=0.0691376043円(2022年1月現在)」でした。
ガス代の支払いが完了したら、独自コントラクトの作成は完了です。
手順②:NFTを発行
つづいて、作成した独自コントラクトでNFTを作成していきましょう。

「New」をクリック。

するとNFTの情報を入力するぺージが表示されるので、それぞれ入力していきます。
- TokenID:そのままでOK
- Name:NFTの名前を入力
- Description:NFTの説明を入力
- Image:NFTにしたい画像をアップロード
- Animation URL:NFTにしたい動画をアップロード
- Attributes:そのままでOK
それぞれ入力できたら右上の「Save」をクリック。

最後にNFTをミントしていきます。ミントするNFTにチェックを入れて「Mint」をクリック。NFTをミントする際にもガス代がかかるので注意が必要です。
以上で独自コントラクトでNFTをミントすることができました。おつかれさまです。
補足:ミントしたNFTをOpenSeaに紐づける方法
最後に作成したNFTをOpenSeaで販売する手順を解説します。

Chocofactryでコントラクトアドレスをコピー。続いて「OpenSeaのコントラクトアドレス入力ぺージ」にアクセス。ブロックチェーンの選択とコントラクトアドレスを貼り付けたら「Submit」をクリック。
以上でOpenSeaとの紐づけ作業が完了です。あとは通常と同じ手順でNFTを販売していきましょう。
お疲れ様でした!
【簡単】NFTの始め方を5記事を使って完全解説【完全初心者向け】
今回は、NFTアートを売買したい方向けに「NFTアートを売買するまでの手順を5記事で徹底解説【完全初心者向け】」というテーマで、一つ一つ丁寧に解説していきます。口座開設方法から購入・販売方法まで紹介していきますのでぜひチェックしてみてください。
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